禁煙をすると決意したとしても、なかなかすぐには止められないという人が多いものです。特にこれまでたくさんの量を吸っていた人は禁断症状のようなものが現れて、すぐにまたタバコに手を出してしまうケースも多いです。

このようなことから突然全てをやめるのではなく、軽いタバコにかえていき、これが禁煙につながれば良いと考える人も多いことでしょう。できないからと諦めてライトタバコやスリムな物を吸っている人も多いかもしれませんが、これが本当に体への害が少ないのかと言うと、たとえ軽いタバコに変えたとしても体に及ぼす影響はそれほど変わりはありません。

タールの値と肺がんの関係を実際に検証してみると、普通の銘柄と低タール、低ニコチンの銘柄を比べると、なんと低タールの銘柄の方が肺がんのリスクが高くなっているのです。軽いタバコのパッケージに書かれている表示成分を見てみると、実際には1分間におよそ20秒間、50から60ccも吸い込んでいるという結果もあります。パッケージに書かれている表示成分よりもはるかに多くを吸い込んでいるということをしっかりと覚えておきましょう。

このようなことから、軽いタバコにしたとしても、健康への影響も変わらず、禁煙の成功率も変わらないことがわかります。禁煙できないのはその人の意志が弱いからだとも言われていますが、近年ではそれは意志の問題ではなく、ニコチン依存や心理的な依存によるものだとされています。血液中に一定のニコチンを保っていないと、イライラしたり落ち着かなくなってしまいます。

この対応策としては、タバコ以外でニコチンを補いながら禁煙をすることで、その成功率が高くなるでしょう。具体的にはニコチンパッドやニコレットなどが挙げられます。そして食後夜飲み会の席など、様々な生活の強いにおいて、その場面になると突然タバコを吸いたくなるなどの習慣がついているものが心理的依存です。 このような場合には、日常習慣になっている場合にはなるべくタバコに接する機会を避けることが求められます。

これにより禁煙生活をスムーズに送ることができるでしょう。この2つの依存から抜け出すテクニックを身に付けることが何よりも重要と言えるでしょう。 このような場合には専門家の手を借りることも1つの手段です。近年では健康保険を使い受診できる病院も増えてきています。医師や看護師のアドバイスを聞き実践することにより、1人でチャレンジするよりも成功に導きやすくなります。