煙草の値段が高騰していることから、節煙を目的でヴェポライザーや電子タバコに切り替える愛煙家も多くなっているようですが、これらの違いはどのようなものがあるのかご存じでしょうか。基本的に、両者の違いは仕組みやニコチンの有無、そして健康被害などの3つが挙げられます。
ヴェポライザーは、シャグと呼ぶ部分を加熱して発生した蒸気を吸うタイプで電子タバコの場合はシャグの代わりに液体のリキッドを加熱して霧化させたものを吸引するなどの仕組みを持ちます。シャグとは何か、分からない人も多いかと思われますが紙巻きたばこの葉の部分であり紙巻煙草の場合は火を点火させて煙を吸い込むスタイルデスガ、シャグはいわゆる加熱式タバコになるので火を使わないなどの特徴があるわけです。
ちなみに、ヴェポライザーはシャグを使うことになるのでニコチンが含まれるのですがリキッドの場合は日本製については含まれていません。ただ、海外製の物の中には含まれているタイプが存在していますので普段喫煙習慣を持たない人が利用してしまうとタバコの中毒のリスクがあるので注意が必要です。
両者の使い方ですが、ヴェポライザーの場合は市販されているタバコスティックを本体にゆっくり差し込んでから本体についているスイッチを押し事で電気が流れるようになる、シャグが接している部分の金属プレートが加熱の状態になるので、頃合いを見て吸引するなどの利用方法です。本体のバッテリーは一定の時間しか持ちませんので時間が来ると電源がオフになって、以降は再び充電をしてから新しいタバコスティックを挿入して利用することになります。一度に吸うことができる時間は吸い方により異なりますが、ゆっくり楽しむときなどは4~5分が目安です。
一方、電子タバコはリキッドをタンクなどの中に入れてそのまま吸引することでタバコのような感覚で楽しむことができます。電子タバコも充電は必須になるのですが、ヴェポライザーとは異なり一度に吸うことができる時間は特別な制限がないので、好きなだけ楽しめるなどのメリットもありますし、日本製のリキッドにはニコチンが含まれないので一般的なタバコのような害によるリスクは少ないといえます。また、長時間吸い続けることもできるので禁煙をしたい人などからの注目を集めていますし、日本製のリキッドを利用する場合であれば液体に含まれる成分にはニコチンおよびタールなどが配合されていませんので安心です。